今月はお天気(雪)〜形にフォーカスしながらカリキュラムを組みました。
読んだ絵本はこちら。
Matthew Van Fleet著 Fuzzy Yellow Ducklings
フラップをめくると
Fuzzy yellow circle が Fuzzy yellow ducklingsに
Bumpy yellow triangle が Bumpy yellow toadsに変わるという、次に何が出てくるのかな、と幼児のワクワク心をかきたてる本。
ワフワやボコボコ、ザラザラなどを言葉で説明せずとも指で触って覚えられるので、まだ語彙も少ない幼児にもってこいな本。
歌に合わせて shape hunt も行いました。
♪The Shape Song を聞きながら、"Can you find a circle / diamond / square / heart? に合わせそれぞれの形を探します。
この歌を聞いた保護者の方が、形の名称の前にある不定冠詞の "a" を聞き取り、「形に aをつけて、そういう風に言うんですね〜。」と気づいてくれました。
そうです。circle, diamond, ..... この歌では、形が名詞として使われているので "a" が必要です。
ただ形が形容詞として使われる事もあるので、ちょっと引っかかった方がおられるのも無理ありません。
例えば、今月読んだ Buttons, Buttonsにでてきた "I see square buttons." というフレーズでは、squareは形容詞として使われています。
しかし、もしこの目的語buttonが単数形であれば、 "I see a square button.” となるので、不定冠詞の"a"がついてる!と、またまた引っかかってしまうかもしれません。しかしこの "a" は名詞のbuttonにかかるものであって、square にかかっているのではありません。
もうひとつ注意が必要なのは、形を表す名詞が全て形容詞と使われるわけではありません。
上記例のように、たまたまsquare には「正方形の」という意味がありますが、
circleには形容詞の意味はありません。 (Buttons, Buttonsの本に出てきた文書で、丸いボタンを言い表すのに "round buttons" という表現が使われている通り、決して circle buttons とは言いません。)
ちなみに、
ひし形(diamond) の形容詞は、そのまま diamond
楕円形(oval) の形容詞も、そのまま oval
長方形(rectangle)の形容詞は rectangular
三角形(triangle)の形容詞は triangular
ハート形(heart) の形容詞は heart-shaped
星形(star) の形容詞は star-shaped
*star には形容詞としての意味もありますが、その場合 a star player(花形選手)というように使われ、形としての意味では使われません。
と説明が長くなりましたが、取り敢えず幼児ちゃんに理屈や文法説明は不要ですので、英語を聞いたままで、丸いボタンは a round button って言うんだ、という感覚で覚えましょう。^^
形に沿ってシール貼りのワーク。